*　-終章-　*

「………いよいよ、 　この攻略チャートも、最後の頁。 　この終わらない夜が明ける時が、くるの……？ 　【銀月回廊】で【雨乃森くん】と【璃一郎】の 　ふたりと合流して、【月夜の永遠橋】へ移動して、 　別マップに飛べたんだよね。 　そこから、説明するよ。」

　*最果ての森*

「……あれ？　確かこの先は、 　【白と黒の床が延々と続いている空間】だったのに。 　なぜか、森の中に来ちゃったよね。 　しかも、ここは………【彷徨いの森】。 　５年前のまま、現実世界から切り離されていたみたいだ。 　そして、どこからか聞こえてくる歌声……… 　【お花の魔法】に使用できるお花が咲いているから、 　まだ持っていないお花があったら、摘んでおこう。」

「【まよい】の記憶の中で見たと思うけれど、
　この７枚のキャンバスの中で、
　【蛍】が封じられているのは、中央上のキャンバス。

　すべてのキャンバスを調べ、
　中央のキャンバス付近を何度か行き来していると、
　再び、あの【青い花】が現れる。
　その花に近付くと、別のマップへ移動する。」

イベント名【とおりゃんせ】

　*弔鐘*

「………たどり着いた先は、あのお花畑。 　初めて【サマヨイさん】に出会った場所。 　だいぶ昔のことのように思えるね。 　また、あの口笛が聞こえてくるね……… 　空はいつの間にか、不気味な赤色に染まっている。」

「………さあ、
　いよいよ【サマヨイさん】こと【蛍】に、
　命を懸けたケンカをふっかける時が来た。
　（……正直、勝ち目ないよね。
　　サマヨイさんが仲間になっていた時、ステータス見てみた？　HP：5000だよ？）

　果たして本当に、説得なんてできるんだろうか？
　だけどもう、どこにも逃げられない。

　体力と精神力は全回復した？
　回復アイテムはたくさんある？

　……まぁ、今さら
　「あっ、【うちの愛】全部使っちゃった、てへ☆」
　とか言われても、もうどうしようもないけど。」

「こんなときにあれだけど………
　『蛍石のブローチ』・『雨乃森君の携帯電話』イベント
　　（涼風さんメールイベントを見た場合のみ）
　【璃一郎追加後バージョン】に、
　ほんのちょっと変化しているから、
　暇だったら、【ポケットのなか】から、見てみて。」

「………話が進んでいくと、 　少し正気を取り戻したように見える 　【蛍】から、「２人だけで話そう」と迫られると思う。 　これが、最後の選択肢だ。」

　　　・『蛍とふたりで話す』
　　　・『話したくない』

「血走った目でさんざん追いかけられたんだから、
　今さら面と向かって話したくないと思うけれど、
　ここは【蛍とふたりで話す】にしておこう。

　【話したくない】を選ぶと、
　逆切れされて、即【BAD END】になってしまう。」

「この人はもうmadだから、
　ご機嫌を損ねるとすぐに発狂してしまうので、
　とりあえず、表面上は彼の言うことに従ってあげよう。」

「しかし………もう、
　走り出した狂気は、止まらない、止められない。

　この状況で、【まよい】と【蛍】が２人きり。
　　　　　　…………嫌な予感しかしない。」

　でも………
　「あれ、やさしいサマヨイさんにもどったのかな？」
　「もしかしたら、戦いをやめてくれるかも………？」
　　と淡い期待を抱いたのも束の間。

　　　油断したら、すぐこれだもの。
　　　これはもうセクハラじゃなくて、現行犯逮捕だよ。

　　 ：『ぼくのおよめさんに何してるんですか！？』
　　 ：『ああっ、純粋なうちの妹に触るんじゃない！！』
　　 ：『何って……ボク達は
　　　　愛し合っているんだから、ボクの自由でしょ？』
『だから話を聞け！！』 『変態！！』

　過保護な２人もキレて、和解は絶望的な状況になってしまった。

　【蛍】は初めから、
　【まよい】に近しい人間は消すつもりだったみたいだ。

　阻止したいのなら、【まよい】が立ち上がるしかない。
　殺しあうことなんて、誰も望んでいないのに………

イベント名【最終決戦】

　*戦闘画面について　*

１：【戦闘コマンド】を選択しよう

　　�@【お花にいのる】：　　お花のちからを借りて攻撃します。
　　�A【ポケットをさぐる】：ポケットの中のアイテムを消費して回復します。
　　�B【カサをさす】：　　　睡蓮の葉傘をさして、敵の攻撃を防御します。
　　�C【雨乃森くん】：　　　雨乃森くんの目をじっと見つめます。
　　�D【説得する】：　　　　敵に話しかけて、説得します。
　　�E【りぃ兄ちゃん】：　　璃一郎の目をじっと見つめます。

２：決定キー【Escキー】・【Zキー】でコマンドを選択したら、
　　もう一度決定キーを押して、コマンドを確定します

これで１ターンが終了。
敵のHPか３人全員のHPがゼロになるまで繰り返します。
３人全員の体力がゼロになると、ゲームオーバーになります。

「コマンドは、前回の戦闘とほぼ同じ。 　１ターンの行動数は、 　【まよい×１　青葉×１　璃一郎×１】に対して、【蛍×２】 　他にも、 　若干変化したところだけ、説明をさせてもらうと。」

　　　　�@【お花にいのる】コマンドで
　　　　　使用できる【お花】が、増えたよ。

　　　　「使用できる【お花】は、
　　　　　今まで【１回以上摘んだことのあるお花】で、
　　　　　尚且つ、【特定の９種類】に限られる。
　　　　　　※過去に一度でも摘んだことがあれば、
　　　　　　今現在ポケットの中に無くても、精神力が尽きないかぎり使える。

　　　　　★現時点で使用できる【お花の魔法】は、９種類ある。
　　　　　＜落椿、桃の花、幽霊花、杜若、勿忘草、
　　　　　　　　　　　睡蓮、朝顔、ドクダミ、月下美人＞
　　　　　　※入手場所がわからないときは、ここをみて。

　　　　　【璃一郎】のターンになった時、
　　　　　使えるお花の種類が多くて、驚いた……？
　　　　　【璃一郎】には最初から全種類のお花魔法が装備されている。
　　　　　（さすがお花博士………ちなみに、【雨乃森くん】は【お花の魔法】を使えない。）

　　　　「気を付けなければいけないのは、
　　　　　【蛍】の必殺技は２種類もあるってこと。
　　　　　しかも、３人全員が大ダメージを食らう。
　　　　　大技だけに、ミスで回避できる確率も高いけれど。

　　　　　運悪く、必殺技を２回連続食らったら、
　　　　　さすがに即死を免れない。

　　　　　必殺技【紅荊の廻廊】・【虹蔵不見】を
　　　　　食らって即死するのを防ぐには、
　　　　　�B【睡蓮の葉傘】で防御しながらの攻撃が良いと思う。
　　　　　数ターンにわたって、ダメージを1/4程度に抑えられる。」

　　　　「�C【雨乃森くん】というのは、
　　　　　前回と同じく、【まよい】がうるうるした瞳で、
　　　　　【雨乃森くん】の目をじっと見つめるというもの。
　　　　　愛のまなざしで、ほんの少し体力と精神力が回復する。」

　　　　「……そして今回は、
　　　　　�E【りぃ兄ちゃん】という項目まである。
　　　　　効能は雨乃森くんとほぼ同じで、【まよい】がうるうるした瞳で、
　　　　　【璃一郎】の目をじっと見つめる。
　　　　　兄妹愛で、ほんの少し体力と精神力が回復する。」

　　　　「�D【説得する】は、【蛍】に
　　　　　戦いをやめようと話しかけることができる。

　　　　　だけど残念なことに、何度説得したところで、
　　　　　変態ちっくに求愛されるだけで、
　　　　　戦意にもステータスにも影響しない。」

　　　　「体力が減ったり、精神力が尽きたとき、
　　　　　どえらい効能を発揮するのが、
　　　　　【涼風亭】で購入した、あの【うちの愛。】
　　　　　（TRUE ENDルート限定商品）

　　　　　一番体力も精神力も高い【璃一郎】でも、
　　　　　体力、精神力が全回復、ステータス異常もすべて回復できる。
　　　　　ただ、１人に対してしか使えないところが難点。」
　　　　　※ver1.06に敵の攻撃が発動できないバグを見つけたから、
　　　　　　　ver1.07で修正しておくよ。

「………まぁ、つまり。
　前回の半生さんとは“格が違う”ってこと。
　これでもだいぶ難易度を落としたんだけど、
　戦闘の苦手な人のために、ヒントを残しておくよ。」

　　　　………ずばり、作者のおすすめ戦法は。

　　　【まよいは、防御と２人のフォローに徹する。】
　　　　（……白魔道士的な立ち位置だね。）

　　　　【まよい】は、他の２人に比べても体力が一番少ないから、
　　　　一撃でも浴びたら、大ダメージとなってしまう。

　　　　即死しないためにも、
　　　　常に�B【睡蓮の葉傘】で防御しておこう。
　　　　防御が効いている合間に、【お花の魔法】で攻撃。

　　　　……えこひいきなのか、
　　　　【蛍】の攻撃は、なぜか【まよい】を避けているよね。
　　　　だから、何とかできるよ。
　　　　（代わりに璃一郎が集中砲火を受けているような………）

　　　　それから、
　　　　【まよい】の【ポケットのなか】のアイテムは、
　　　　�A【ポケットをさぐる】から、３人全員が使用できる。
　　　　他の２人の体力や精神力が減ってきたら、
　　　　【まよい】のターンで回復してあげよう

　　「…………さぁ、あとはもう、
　　　おんしの腕にかかってるから、がんばって。

　　　ちなみに、１人以上生き残っている状態で
　　　誰かの体力がゼロになってしまったときは、
　　　【うな重】【大玉スイカ】【仙桃】【夜顔】【うちの愛】を
　　　食べると、よみがえるから…………使ってみて。

　　　【蛍】に勝つと、最後のイベントが始まる。」

イベント名【秘めやかな薨眠】

　*永訣の夜明け*

「…………なんだか、切ない。 　蛍は本当に、まよい達の敵だったのかな………？」

「…………ぐすっ。

　別に泣いてなんて、ないから…………」

イベント名【帰還】
イベント名【押しかけお見舞い】
イベント名【曲者再来】
イベント名【愛の盗み聞き】
イベント名【三文芝居】
イベント名【帰ってきた生徒会長】
イベント名【初めて出逢った日】

すべてのイベントを見終わると、タイトル画面に戻るよね。

すると、タイトル画面のメニューに
『４つ目の項目』が増えている。」

「これが、TRUE ENDクリア特典
　　【みらいのおはなし】。

　TRUE END後の続編ストーリーになっているから、
　胸きゅんしたい人は……………やってみて。」

「じゃあ…………ここまで読んでくれてありがとう。
　某の説明で、わからないこととか、
　バグらしきものとかあったら、
　コメントやメールから作者を体育館裏に呼び出すといいよ。

　　それじゃ………そろそろ………お別れかな。」

え…………何、これ。 （なんで某がまよいと指こっつん…………恥ずかしいんだけど………）

　　　　…………まぁ、いいや。

　　　　また…………いつか。

　　　　　　　　　　　　　　　瑠璃夜　茉莉