「………こんにちは、ぼくは【雨乃森　青葉】です。

　さぁ、まよいちゃんに会いに行かなくちゃ。
　ぼくといっしょに、【璃一郎さん】をさがして、
　この【不思議な世界】から脱出しようね。

　えっと……
　【涼風さん】に【公衆電話】を直してもらって、
　ぼくと電話がつながった……ってところまで、きたの？
　えへ………
　ぼく、まよいちゃんにデレデレだなぁ///

「まよいちゃん……
　こんなに赤い顔しながら、ぼくと電話してたの？
　……かわいいなぁ。」

「………でもね。
　さみしいなら、【さみしい】って、
　ぼくにちゃんと言わなきゃだめだよ？

　まよいちゃんが無理して強がっていたら、
　ぼく、余計心配になっちゃうからね。」

「………【青い月の銀時計】へ行ってみると、
　【銀月回廊】へ続いていたはずのドアが、消えちゃっているね。
　そのあと、ぼくの視点からのストーリーへ移行するよ。」
　（………ああ、今思い出すと、すごく恥ずかしいや………）

「……そっ、そんなことより、
　はやくまよいちゃんに会いに行かなくちゃ！
　部屋を横方向へ移動し続ければ、扉が現れるよ。」

「【月夜の永遠橋】へ来ると………
　…………ぼくの苦手な【あの生き物】がいるんだ。
　うう………でも、
　ぼくだって男子だから、立ち向かっていかなくちゃ……！！」


「………はぁ、はぁ………
　【あの生き物】から、命からがら逃げてきたのはいいけれど、
　もう、まよいちゃんとの待ちあわせに、あの橋はつかえないね。

「けれど………おかしいな。
　ドアは開かないし、まよいちゃんもいない。
　中央奥に、【不気味な扉】がある。」

「その先の風景は、ぼくが昔から知っている場所だった。
　花の色が、風の匂いが、とてもなつかしい………
　………けれど、二度とはもどれない。

　………ぼくとあの子の、“大切な日”…………」

「………お屋敷のなかを歩いているんだけれど、
　【どこまで歩いても終わらない、青い絨毯の廊下】が
　あるんだ。

　………変だね、
　この廊下は、そこまで長くないはずなのに。」

「………だけど、何周か歩いたとき、
　突然、不気味な【ガイコツ】が目の前に現れたんだ。
　あの、保健室にあった骨格標本のようだけれど……動いてる。
　これがまよいちゃんの見た、動くガイコツかな……？」

わああ……っ！

【観音開きの青い扉】を開いて奥へ進むと、
倒れている【璃一郎さん】を見つけて、
近寄るとイベントが進んでいくよ。

………ああ、ぼくたちの運命はどうなってしまうのかな。

まよいちゃんと璃一郎さんと、
昔のように、いっしょにすごしたいだけなのに………