ま:「あけましておめでとうございます、 いつもありがとう、りぃ兄ちゃん。」 | |
璃:「ああ、明けましておめでとう。 よく言えたな、まよい。えらいぞ〜〜!!」 | |
ま:「もう……それぐらい言えるもん。 だって毎年りぃ兄ちゃんと 正座で向き合って、ごあいさつするでしょう? ……昨年は、とってもお世話になりました。 不束な妹ですが今年もよろしくお願いします。」 |
璃:あああ……っ!!(ぶるぶる) 「なんて立派な挨拶ができるようになったんだ!! 振袖の似合う綺麗なまよいを、 お父さまとお母さまに見せて差し上げたい……っ! ……まよいはどこの家の子よりも良い子だ、 今年だけじゃない、お兄ちゃんは 永久にまよいのことを見守っているからな! ……さぁ、今年も一緒に家族写真を撮るぞ。」 | |
ま:「うん♪ みんなでいっしょに撮ろうね。 今日のりぃ兄ちゃん、お着物が素敵だね。」 |
璃:「……………おかしいな。 僕達以外の誰かが、すぐそばにいる…ような………」 | |
ま:「あれ? 気付いていなかったの、お兄? わたしのとなりに、ずっと………」 | |
「…………まよい、言っちゃだめ。 ………うち、お忍びでこっそり来てるし………」 | |
璃:あっ……まさか、涼風か!? 「いつの間にまよいの隣に……… ………しかも、その格好は何だ? これは、青羽家が毎年家族のみで撮る写真なんだぞ!」 | |
涼:「………写真撮るって聞いたから、おめかし。 うちだって、(まよいの)家族みたいなものだし。」 | |
ま:「………涼風さん、ずっと写真に写ってみたかったんだって。 いままで、一枚も自分の写真がないの。 だから、お兄………だめ?」 | |
璃:「うっ………だけどな、まよい………」 | |
涼:「………ねぇ、嘘つかないで。 人間に“永久”なんて、無いし。 まぁ………うちなら、できるけど。 おぬしじゃ、だめじゃない?」 | |
璃:「………………………… 僕は、僕に出来るだけの努力をする。 大切な妹のためなら、僕は限界までこの身を削って楯になる。 たとえお前が僕には無い力を持っていたとしても、 覚悟なら………お前に負けるつもりは無い。」 | |
涼:「………ふぅん………? ………しすこん、しぶとい。」 | |
璃:「えっ………? だからその、 “しすこん”という言葉は、どういう意味なんだ? 麗も教えてくれないんだ、なぁ、涼風!」 | |
ま:「ねぇ、青葉くん…… ……“しすこん”って、どういう意味?」 | |
雨:「へ? ………あ、うん。えっと……… “まよいちゃんが大好き”ってことだよ、うん。」 |
なぜかこの3人になってしまいました。
本当は雨乃森くんも入れて4人にしようと思ったのですが、
スペースが無く………ごめんなさい。
ちなみに、まよいちゃんの簪は月下美人の花です。