雨:「まよいちゃん、お誕生日おめでとう! ……えへへ、ぼくがいちばん最初に、言いたかったんだ。」 | |
璃:「おめでとう、まよい! お兄ちゃんは、自分の誕生日より数千倍うれしいぞ!」 |
ぱちぱちぱち………♪
ま:「えへ…………みんな、ありがとう。」 | |
桃:「めでたいのぉ〜〜、 【ソラヨイ】を作り始めて、ちょうど1年なんじゃと!」 | |
カ:「………単に、『ゲームを作り始めた日』であって、 完成してから3ヶ月ぐらいしか経ってないだろ? サイトだって半年前に作ったばっかりだし、お祭り気分になるのが早すぎるぞ。」 | |
ハチ:「なすび、ブツブツうるさいっちゃっ! あちきは、たのしければ、なんでもいいけろ〜〜♪」 | |
霞:「そうだね…………何につけても、祝い事は皆で分かち合うもの。 ……そなたは、本当に可愛げがないね。」 | |
カ:う、うるさいな!! 「お前に可愛いと思われたって、 まよいみたいに菓子で手懐けられるだけだろ!」 | |
涼:「まぁね………………よしよし、 うちのおせんべい……おたべ。(しっけてるけど)」 | |
カ:「いるか!!!」 |
半:「………はぁ。また騒がしいのがわらわらと。 なぜ、このわたくしまで呼びつけられないといけないのかしら? 何の記念だか知らないけど、祝うつもりなんて、これっぽっちもなくてよ。」 | |
サ:「そう……? ボクは、うれしいよ? (ボクの)まよいの誕生日だし、ボク達にとっても、大切な日だと思うよ。 …………半夏は、うれしくないの?] | |
半:「えっ……あっ、も、もちろんうれしいですわ うれし涙で湖ができるかもしれませんわ! おーーほほほっ!!」 | |
麗:「えっ、な、何なの? このカラフルでメルヘンチックな集団………まっ、いっか☆ それより、オレの姫☆まよいちゃん、 バースデーのお祝いに、ほっぺに熱いチューしてあ・げ・る♪」 | |
雨:「……やめてください、不潔です。」 | |
麗:「ちょっ! いつも爽やかイケメン☆なシトラスの香りを ほんのり匂わせてるオレに向かって、いっつもひどいんですけどっ!」 | |
麗:「……あっ、もしかして、そんなにオレの身長がうらやましい? なんなら1ミリあげよっか? ぷふっ♪」 | |
雨:「………………」(ぐいっ) | |
麗:「あだだっ!! 痛っ!この子、まよいちゃんに見えない位置で オレのマシュマロ☆おけつ、つねったんですけど!? ……もういいよっ、璃一郎にし・ちゃ・う・か・ら☆」 |
璃:「わっ! ………なんで僕が………」 | |
サ:「あはははっ! いい気味だねぇ、璃一郎。 彼とキミ、とってもお似合いだよ?」 | |
涼:「………そんなことより………ねぇ……まよい。 ………これからも、うちのらぶりーで、いてくれる………?」 | |
ま:「えっ? はい…… でも……“らぶりー”って、どういう意……」 | |
雨:「………あなたも、 抜け駆けはやめてもらえますか?」 |
この『ソラヨイ』という作品は、
当初考えていたストーリーとは180度変わった物語になりましたが、
作るのも楽しかったですし、今はとても満足しています。